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実績紹介

「ペットと過ごす」バリアフリー住宅

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【構造・設計のポイント】

この建物は、小さなご家族であるワンチャン・猫チャン10数匹をこよなく愛するご夫妻の為に沢山のアイディアを盛り込んだ住宅です。今回の住宅のテーマは、車椅子をお使いになるご主人の利便性を第1に、小さなご家族とご主人様・奥様・お母様が、より楽しく快適にお過ごしいただけるように創意工夫をする事でした。
住宅内には、部屋の確保を優先したため、通常の室内階段がありません。そのため小さなご家族の移動手段をどうするか、お母様の居室部分に日差しを取り入れるにはどうすれば良いかなど、課題が沢山ありました。
1階のお母様の居室に光を取り込む方法として、屋上にトップライトを設け、3階.2階の廊下の一部を強化ガラスにしました。また、中庭を設けてお母様の部屋に南面を作り、明るい部屋とすることが出来ました。中庭には真っ白な玉砂利を敷き込み、反射光も利用してより明るくなるように工夫しました。
屋上は、計画段階から緑化を想定し、給水・排水設備を設けています。ご家族の癒しのスペース、ご友人達とのバーベキュー、そして10数匹のワンチャン達のドッグランスペースと、色々な事にご利用になれます。緑化し、少しづつ変化していく屋上が今から楽しみです。

【室内について】

ご主人様のために、縦の移動手段としてPanasonic社製の「ホームエレベーター」を設置しました。ガレージ横に引き戸の玄関を設け、雨の日でも濡れずに室内へ移動できるようにしています。また、ホールからエレベーターへの最短の直線動線で、移動を極力簡単にしています。
2階に居る小さなご家族の移動手段として、ワンチャン専用の巾が狭く高さの低い階段を設けました。この階段を使い3階のリビングへ上がって行く姿を想像すると何だかワクワクしてきます。このような階段は私達も初めての試みで、施工中、職人さん達からは「これ何??」の連続でした。

場所
長崎市
竣工日
2008.9
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