Works
実績紹介

「かまくら」のある家 〜2世帯住宅〜

?>
?>
?>
?>
?>
?>
?>
?>
?>
?>

【構造・設計のポイント】

こちらの住宅は、長崎市内の緑豊かな団地内にあります。土地が北側の区画でしたので、光をどのように採り込むかを考慮し計画しました。
2世帯住宅のご依頼でしたので、生活リズムの違いなど、お互いが気兼ねなく日々を過ごしていただけるような空間をご提案いたしました。また、2世帯住宅は必然的に持ち物も多くなりがちですので、打ち合せ当初より、収納スペースの確保がキーワードの1つでした。 広さには限りがありますので、その効率性や使い勝手の良さを追求しました。

【室内について】

室内は「ミッドセンチュリーインテリアが似合う空間」と「ゴロンとくつろげるスペース」の融合をテーマとしました。
お客様は、60年代・70年代、いわゆるミッドセンチュリーを好まれ、とてもセンスの良い家具や小物をお持ちでしたので、それらを生かす為、空間自体はシンプルなものを目指しました。その中に、くつろぎのスペースとして『かまくら』(たたみ間)をご提案しました。『かまくら』内部の壁は、木目のパネルをこげ茶色に染色、天井には朱色の和紙を貼っています。まわりのインテリアとも馴染み、空間にメリハリをつけるアクセントとしても良い仕上りだと感じています。 その他、床にはパインの無垢板を使用。できるだけ素朴な風合いを目指しました。
収納スペースの確保については、極力無駄を省く為、収納するものに合せて幅や奥行き、棚の位置を決め、効率性や使い勝手の良さを追求しました。また、廊下などの生活動線部分の収納扉には、取っ手やドアノブが突出しないようにも配慮しました。これによって、障害物がなく廊下幅がひろくとれ、服が引っ掛かってつまずくなどの危険もなくなります。
「かまくら」やダイニングスペースは、将来子供部屋として使用できるように、電気の配線や下地などを前もって施工いたしました。

場所
長崎市
竣工日
2008.4
カテゴリー