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ご説明の前に・・・

タイトルになっています「OITOWAI」。実は長崎弁の「オイとワイ」(俺とお前)なのです。
施主のY(呼捨て!)とは、付き合って約10年の親友です。感性が私と似ているのとお互いの信頼関係があったからこそ、木造住宅にも拘らず、ダイナミックなフォルムの住まいが実現しました。
2人のお子さんもある程度成長し(中学生)、家を建てるなら「大人のためのカッコイイ造りにしたい!」そんなYの願いをカタチにしたのがこのお宅です。

敷地及び建物の概要

こちらの敷地は、道路面から4m上がったところにあります。まずは車好きのYの愛車:シボレータホ(全長:5m/全幅:2m)※1が収容できることを前提に奥様・来客用の計3台の駐車スペース※2を確保できる堀車庫と約2m張出すスラブをどう設計するかというところからから始めました。
車庫構造はもちろん鉄筋コンクリート造。フォルムは、車庫の前面とスラブの面を同じにすることで、スッキリとしたシャープな車庫ができました。また、上部にスリットを入れることで浮遊感を持たせ、重い印象になりがちな部分を解消しました。
※1:事情により、普通サイズのステーションワゴンになっていたのですが、事情により、2011年2月よりシボレータホよりひと回り小さい四輪駆動車(シボレートレイルブレイザー)に変わりました。
※2:事情により、現在は車庫の1台分はYの事務所になっていますので、車庫スペースは2台分です。

住まいは、「母屋+離れ」という2つの建物からなる構造です。
離れ(和室)は、Y夫妻の親御さんを初め、ご親戚・お友達が気兼ねすることなく泊まれるようにと造りました。中庭を介し、お互いの存在を確かめ合うこともできます。また、離れには、トイレと洗面台も設置しました。
母屋の室内空間では、ダイニングキッチンのデザインを工夫しました。このお宅のメインと呼べる空間です。
奥様からの要望を汲んで単に食事を作って食べるスペースではなく、家族・友人が和気あいあいと集える社交場のような雰囲気を作り出しました。オシャレなバーを思わせるダイニングカウンターの椅子に座ると思わず「マスター、いつものやつ!」と言ってしまいそうになります(笑)リビングとの間の高低差80cmのステップはリビングと2階を同時に見渡せ、自然と家族の気配を感じ取ることができます。

リビングは3つの空間構成となっています。1つは奥様の名前を拝借してMiyuki’s LIVINGと設計図に記されたダイニングキッチン。もう一つはブラックのストリップ階段とオリジナルキャビネットが非日常的な大人の時間を演出するメインリビング。あと1つが、Yが趣味の音楽と映画鑑賞に没頭するリスニングルームです。ご夫妻の希望をそれぞれのコンテンツに凝縮し、なおかつスタイリッシュなデザインに仕上げました。浮遊感が漂うストリップ階段は、くり抜いた壁面との相乗効果でリビングと2階のそれぞれから家族の様子を自然とできます。
1段上がっているダイニングキッチンの下は、中からは引出し収納ですが、実は外側からも倉庫としての役割を果たしています。寝室に付随したウォークインクローゼット、階段脇、洗面所、離れ和室などなど適材適所に配された収納スペースをふんだんに設けました。