こちらのお客様は徹底して古民家にこだわりをもっていらっしゃいました。
「大正浪漫の雰囲気が漂う様な家で、玄関に一歩入ると、外とまるで違う空気が流れる空間にして下さい。」とのリクエスト。

外観・内観共に、お客様自身がご自分達のスタイルを持っていらしたおかげで、全てがトントン拍子で決まって行きました。
打ち合わせの途中の事ですが、平面図を持ってお客様のお宅に伺って、図面を広げてお話をしている最中に、こんな事がありました。私達のプランを気に入って下さったお客様が、
「実は自分でも図面を描いてみたのですが、どうしても階段がとれなくて。」と、ご自分で描かれた図面を見せて下さいました。その図面が、私達がご提案した図面と非常に酷似していたのです。
これにはとても驚きました。(笑)

この様な古民家風の家造りで、他のお客様から
「古材を使っていらっしゃるのですか?」とのご質問を受けますが、私達は構造材としては、一切使用しておりせん。品質管理の立場から考えますと、信頼性、安全性に疑問を持つからです。
(但し、古民家全体の移築に対しては、別だと考えます。)

私達の家造りで、リクエストに加え、いつも第一に考えるのは採光と通風です。
外観の写真でもお分かりになる様に、大きく突出した屋根はその為のものです。
デザインのアクセントにもなりました。